第10回乳がん患者会報告・グループトークまとめ

第10回 乳がん患者会 2025.5.24(土)

乳がん患者会(サクラIZU)報告

アンケート結果のまとめ

グループトークまとめ

ホルモン療法

患者背景:現在ホルモン療法中
     前治療は、手術のみの方もいれば、手術→放射線治療、抗がん剤治療を受けた患者の方々
▽副作用について 
・握力低下、筋肉痛、関節痛、手のこわばり
 症状は手指、手首、腕、膝と様々、5年経ってやっと軽減した方もいる
 抗がん剤歴がある方は、抗がん剤の副作用が残っているのか、ホルモン剤の服用か分からない
・ばね指、手指・手首関節痛
 サポーターを使っている:動作時に動きが制限され、痛みが軽減される
 圧迫している感じがするけど、長期使用していいものか?
 →萬福先生より
 サポーターに関して、装着して症状緩和されるなら、使用した方がよい
 サポーターにも種類があるので、自分の症状や生活にあったものを試してみる
 (手首全体を覆うものや、手指関節を部分的にサポートするもの)
 基本的に、筋が痛い時はストレッチが有効
 患部が腫脹していたり、熱をもってるときは、無理にストレッチをせずに医師へ相談
 (薬物療法や、整形外科でブロック注射など)
・ホットフラッシュ
 汗が止まらない(現時点で悩んでいる患者さんは他にいなかった)
▽対策として皆さんが実施、心掛けていること
・免疫力を下げないことが大切!
 日々のストレスは避けられないことも多いが、睡眠はしっかりとる(上手に眠剤を使うことも)
・お風呂時間を充実させる(照明を暗めにする、音楽をかける、高温すぎない温度でゆっくり入浴する)
・基礎体温を上げる
 →岩盤浴(美笹の湯がお勧め)
 銭湯を利用するときは、入浴着を利用すると他者の目も気にせず入浴できる
 (入浴着は楽天などで購入できる)
・運動・食事は無理のない範囲で継続していく
 術後の腕の痛みや突っ張りには、泉州クリニックの腕のストレッチが効いた

抗がん剤

・抗がん剤をして2年経つが、手足のしびれなどで、今も急な階段は手すりを持ちゆっくり歩かないと怖い。
・ パクリタキセルの副作用で 、砂を踏んでいるような感じがする。 手足の感覚がないけど今は自分がそれに順応している感じ。
・ 腕が痛くて目が覚める。寝不足になる。抗がん剤の影響なのか、原因が分からないので不安。
・ 気分転換のアイテムを作る(アロマ、ヨガ など)
・ 抗がん剤をする時に、点滴が上手い人と そうではない人がいる。 交代してほしいとは言いにくい。 医療者からは言っていただいても構いませんと。
・ 髪の毛が 生えてきた当初は クリクリ だったが、元に戻った。
・ 治療の流れが早くて、気持ちが追いつかない。メンタルがやられる。
・ 自分でモニタリングを作る。 自分の体調がわかってくると、その後の治療も受けやすい。
・ 味覚がなくなるのが辛い。(波がある)

リンパ浮腫

・ 手が曲げにくい靴が履けたり履けなかったり、 日によって変化がある。
→運動で改善した
・抗がん剤で体全体のむくみが出た。
→ 冬と夏では夏の方がむくみやすい。漢方によって解消した方も。
・ストレッチは無理にではなく できる範囲で頑張ることで改善できた。 リハビリに通い、萬福先生の指導を受けて大きく変わった。
・ 術後 7から8年経過後に浮腫が出現した。運動で改善したが、 やりすぎはありますか?
→ 次の日やその夜に痛みが出てきた場合は やりすぎ。 そうでなければ OK。
・ラジオ体操とは違うのか?
→ 運動が良いので効果はある。
・手術後痛くて動かせられない。
→ 早めにリハビリが効果的。 日本全国でも泉州クリニックとの連携のようなことをやっているところは少ない。現在は手術退院後、すぐに 泉州クリニックにリハビリ行くことを勧めている。
・ リンパ浮腫は絶対予防は難しい。 脂肪が重要。 自分でできることは、 脂肪を増やさないようにすること。 無理がないようにストレッチをする。
・ 浮腫になった時が不安
→ 運動しましょう。 制限なく動けば良い。 何でもできると思うと恐怖はなくなった。
・ 術後1年後にリンパ浮腫が発症した。 月1回泉州クリニックに通院し2〜3ヶ月で改善した。
・夜用と昼用の腕のサポーター(スリーブ)が、浮腫の早期につけるととても良い。圧迫によってリンパが流れる。
→しかし専用のものではないと良くない。医療用のものを使用すること。自身に合うものを探すことが大事。泉州クリニックではレンタルも可能。
・整骨院に行ったけど治らなかった。
・ 8割は食事や運動など 自身の努力!!
・ラジオ体操とストレッチでずっと 継続していたら良くなりました。
・ 萬福 先生が ヨガ教室を岸和田の公民館でやっている。 1年間通い、体重も落ちてとても良かった。
・ リンパ浮腫や血管炎は治らないと言われたがそうではない。 肋骨の痛みも運動すると良くなる。
・1日まとめてやるだけではなく 細く 長く 継続するのが良い。 継続は力なり。
・ 再発リスク低下 には運動!! ホルモン剤を内服するのと同じぐらいの効果がある。
・肩を動かすことが大事。

フリートーク

患者背景:術後3日目、6月に手術予定、13年前に治療完遂後など様々であったが、互いに感じた経験内容を語り合う
・周手術機における、事前に用意しておくと入院中に便利なもの(コロナ禍と現在の違い)
→グループLINE、ノートを参照いただく
・入院中の食事内容・変更について
・抗がん剤治療を経験し、脱毛はやはり一番辛い症状であり、早期にウイッグを準備した。
 一年と数ヶ月で髪の毛は生え揃ったが、少し癖毛になった。
・運動療法について
 8000〜10000歩/日歩くようにしている。入院中からも運動するように気をつけていた。入院中の過ごし方など、互いにアドバイスがあり。
・今後放射線治療を受ける方へ、イメージできるように簡易的な当院での放射線治療の特徴、照射時間、代表的な副作用(主に宿酔、放射線肺炎)、照射体位について白江看護師より話あり。

高齢者グループ(今回より新設)

患者背景:70代2名、80代3名 現在ホルモン治療中や治療は終了した方など
・乳がんだけでなく、他の癌や色々な病気を抱えている方も多い。
・ホルモン剤を2年内服し、今頃になって しびれやこわばりが出てきたが、副作用か年齢によるものかわからない。
 →薬の飲み始めだけでなく、しばらく経って蓄積し、じわじわと痛みなどの副作用が出てくることもある。 逆にホルモンを5年内服し、やめた時に調子が悪くなったという話も。
・ しびれの薬を何年も飲んでいたが、ふらつきがあるため中止したら、やっぱり しびれが出てきた。薬を飲んだ方が良いのか。
→高齢になると転倒がリスクになる。しびれの程度、ふらつきの程度を見て薬は調節するのが良い。薬だけでなく、運動も行なっていくのが症状軽減につながることが分かった。
・高齢者は、自宅に引きこもりがちになる方も多いが、今回の参加者は活動的な方が多い。普段も何かしていますか?
→大正琴、ボランティア 草刈り 畑仕事 いきいき体操 など、様々な趣味を持って、過ごされている方が多かった。年下の夫が、病気のため 趣味をやめたら認知症になった。 趣味は大切。
・高齢者の場合、 運動を頑張ろうとすると、別の部分に負担がかかり痛みが出ることがある (腰や膝など)。
→運動はまずはウォーキング、 目標は 5000歩だが一気に増やすのではなく、500歩増やすところから始める。 1日3000歩としても一気に動くのではなく、1000歩×3に分けることで、他の部分への負担の軽減になる。膝の痛みがある時は自転車でも良い。
・ 自転車が危ないので電動の3輪車を購入した。二輪車並みのスピードが出て便利。 活動の範囲が広がる。
→電動の自転車の場合は、時々あえてスイッチを切って乗ることで運動にもつながる。
・息子が電流で筋力がつくようなマシンを購入してくれたが使用しても良いのか。
→ 何もしないよりは使用するのが良い。しかし、 それだけで満足するのではなく 筋力トレーニングも行った方が良い。
・ 足首のみが冷えるのはどうしたらよいか。
→アキレス腱を伸ばす ストレッチをするのが良い 膝から足首の半分より下の部分をお風呂などでマッサージするのも 効果的。
・ 難易度の高い運動は続かない。とりあえず10秒から開始する。